今日は[SIDEWINDER HGC-70XF The Super Border]。
前々から考えていた、どんなフィールドでも通用する効率のいいスタイル。
それは、ジグ、テキサスでのカバー撃ちと、スピナーベイトでのチェック。
これが一番効率がいいと思いながらも、中々実践に移す事が出来なかった。
2004年になって、僕の釣りのスタイルはガラッと変わった。
4ポンドアンダーのラインを使ったフィネスフィッシングから、16ポンドオーバーを使った
ヘビーフィッシングへと。
実際、このスタイルの変化により、同エリアでも釣れるバスのサイズが上がった。
そしてあらゆるフィールドでいい結果を出す事が出来た。
そういった意味でも、ヘビーフィッシングは理想に近い釣りである事が裏付けられる。
そして、2004年の集大成として、究極のヘビーロッドを購入する事になる。
ヘビーロッドといえばサイドワインダーと言われる位定着した、このロッドである。
サイドワインダーについては、既にハザードマスターを所有しており、粗性の良さは
身をもって体感済みであったが、ハザードマスターはバーサタイルでとっつきやすい故
サイドワインダーらしくないと言われる事が多いロッドであった。
しかし、このスーパーボーダーは違う。
製作者の奥村氏自身が、最もサイドワインダーらしいロッドと言うように
このロッドは明らかにヘビーロッドである。
自重200グラムオーバー、オールダブルフット、30-40Tブランクス
その全てが巷で出回っているロッドの流行とは逆行している。
だが、これが圧倒的に支持されている理由でもある。
ぱっと見、04モデルは以前のモデルとデザインが違う。
グリップレングスはこのクラスにしては短め。
上、04ボーダー 下、03ハザード
リールフードの色がゴールドからガンメタに変わっており、スクリューナットの形状も
変わっている。スクリューナットの形状は以前のモデルの方が好み。
バランサーの色もゴールドからガンメタに変わっている。
見難いけどエンブレムも変わっている。
左、ハザード03 右、ボーダー04
これはあまり知られてない変化。
クロスカーボンが水平から斜めに変わっている。
それに網目も粗くなっている。より迫力というか荒々しさが増した感じ。
持った感じは素直に重い・・・。デイズとは比べれない位重い・・・。
リールを付けてみるとあら不思議、バランスが良くなる。
それでも重いのはあまり変わらないけど・・・・。
負荷をかけてみると、ティップがグッと曲がる。
それから更に負荷をかけるが、それ以上曲がらない・・・。
だいぶ力をかけた後、じわっと曲がる感じ。流石はボーダー、伊達じゃない。
最近流行のジグロッドは食い込みを狙ってティップはソフトになっている。
しかし、ソフトなティップはヘビージグを小気味良く動かせない。
そういう意味でも、このアクションは利にかなってるのだろう。
(食い込みは全く考えてないと思うけど)
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というのが購入当初の感想です。
あれから暫く経ちましたが、未だにこのロッドを使いこなせているとは
思っていません。
硬すぎて用途が非常に限定されます。
しかも重いので、一日中使うと、モヤシっ子の僕の腕が悲鳴を上げます・・・。
その為、出番が極端に少ないのです。
得意技(ライトテキサス)で出番を増やそうと思っても、
ライトシンカーでは底を取れない・・・。
購入当初イメージしていたヘビールアーを使うにも、結果がついてこない・・・。
駄目な事ばかり書きましたが、このロッドを手放せない理由があります。
どうしてもカバーを打たなければいけない時や、足場が高く抜くのに
苦労するシチュエーションでは、最高の竿となります。
60アップの雷魚も、この竿の前では小魚です(言いすぎ)。
掛けた次の瞬間には足場にいますから。
後、これを使いこなせないまま手放すと、竿に負けた感じがするので嫌です(笑)
用途、出番は限られますが、用途が合えばオンリーワンのロッドになります。
使いこなせるよう、頑張ってみます。